札幌市の秋元克広市長は11日、定例会見で新型コロナウイルスの感染急拡大について「高齢者施設でクラスター(感染者集団)が相次ぎ、要介護の高齢者の病床使用率は8割超と医療への負荷が高まる厳しい状況」と指摘。インフルエンザとの同時流行に懸念を示し、重症化リスクが高い人を速やかに医療につなげるための医療提供体制強化に努める考えを強調した。
10月下旬に30%を下回っていた札幌市の病床使用率は直近で50%に近い水準まで高まり、患者数は第7派のピーク時を上回る状況。秋元市長は市民に基本的な感染予防対策の徹底と室内の換気を呼び掛けた。
併せて、同市では乳幼児の接種が始まり、オミクロン株対応のワクチン接種も実施中。未接種者には「新規感染者数の拡大、重症化リスク低減のため接種の検討を」と求めた。特に全国的に若年層の接種率が低いことから、感染予防や重症化予防の効果は明らか―とし、積極的なワクチン接種を訴えた。
感染の主流となっているオミクロン株のBA.5は、感染力が強いものの症状は比較的軽症が多いため、「基本的には行動制限をせずに、社会経済活動を維持しながら感染対策を両立させていく基本的な考え方は変わっていない。現時点でその考え方は道とも共有している」と語った。
















