総合建設業の岩田地崎建設(本社札幌市)が、道開発局から受注した厚真川水系日高幌内川渓流保全工設置工事の全工期で労働災害がなかったとして、厚生労働省労働基準局長表彰を受けた。表彰状の伝達式が16日、苫小牧労働基準監督署で行われ、現場代理人を務めた五十嵐靖浩作業所所長は「一人ひとりが高い意識を持って仕事をしてくれた。非常に名誉なこと」と喜びを語った。同労基署の十倉正直署長は「災害復旧工事の範となるような施工だった」とたたえた。
同工事は、胆振東部地震で厚真川水系で生じた大規模な河道閉塞や山腹崩壊の復旧工事の一環。昨年3月に着工し、今年7月に完成するまで作業時間は計4万5228時間に及び、延べ5567人の作業員が現場に入る中、労働災害のゼロを達成した。
各作業員が担当業務を超えてコミュニケーションを図り、日々のパトロールに生かす仕組みを構築。土砂災害警戒区域に近い現場だったため、気象予測や気象データの計測ができる高性能なシステム導入などで緊急時の備えも徹底したという。
















