消防女性隊員研修会講師に苫海保署長 蓮見さん招き交流

消防女性隊員研修会講師に苫海保署長
蓮見さん招き交流
蓮見署長(左端)を交えて懇談する女性隊員ら

 苫小牧市消防本部は15日、女性隊員の研修会を市内新開町の消防庁舎で開き、第1管区海上保安本部で初の女性署長となった蓮見由絵苫小牧海上保安署長(49)を講師に迎えた。まだ少ない女性隊員の交流機会として2020年度から始めた研修会で、今年は初めて近隣の消防本部にも参加を呼び掛けた。

 女性隊員は市消防本部の9人に加え、室蘭、登別市などから計6人、その他男性隊員や苫小牧市の別部署の女性職員ら計約40人が参加した。

 蓮見署長は結婚、出産、子育てとライフイベントに直面するたび抱いた葛藤について「(男女の役割分担に)固定観念があった」と明かし、「考え方を転換してみると次の一歩が踏み出せる。常識を疑い、自分はどうしたいのかを考えてみてほしい」と助言した。また集団において、結論を急ぐあまり物事を批判的に評価する能力が欠落する「グループ・シンク」を防ぐため、「少数派の視点は大事で、女性は絶対に必要」と訴えた。

 講演後、女性隊員のみの懇談会も開き、室蘭市の鳴海楓さん(23)は「新たな気付きを得られるので、交流の場は今後も続けてほしい」と期待を寄せた。苫小牧市の共田郁美さん(23)は「仕事に生かせる内容で、勉強になった」と話した。

 苫小牧市消防本部は2017年度から女性消防士の採用を始め、17年度3人、18年度2人、19~22年度各1人が入庁したが、職員全体の3%にとどまる。同本部総務課の梅田敦子副主幹は「なかなか顔を合わせられない隊員もいるので、全員が集まれる機会をつくりたかった」と研修の狙いを語った。

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