苫小牧工業高等専門学校のロボットテクノロジー部は27日、東京の両国国技館で開かれる「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2022」の全国大会に出場する。10月の道地区大会で、2年連続となる推薦枠を獲得。全国優勝を目指し、ロボットの改良を重ねている。
通称「高専ロボコン大会」は、全国高等専門学校連合会などが主催。今年はロボットで、自作した紙飛行機を飛ばし2分半の制限時間内に円形の台や筒など計9カ所に着地させる対戦型競技となっている。全国8地区から25チームが出場する。
10月に旭川高専で行われた地区大会には、道内4高専から計8チームが参加し、旭川Aチームが優勝。苫小牧Aチームはアイデア賞に輝き、推薦枠で全国大会への切符を得た。
苫小牧Aチームは、的によって飛距離を変えられる2種類の発射装置が付いたロボットを製作。1度に12個の紙飛行機を発射できる装置と、最初に22個の紙飛行機を取り付けてチェーンを回転させながら狙いを定めて1発ずつ発射する装置で、その特徴にちなんで双子を意味する「ツインズ」と名付けた。
4月下旬から半年かけて製作したといい、設計を担当した機械系4年の吉田陽稀さん(18)は「整備しやすいよう回路を背面から見られるようにしたほか、紙飛行機の形状を崩さないよう竹ひごを使用。重量を軽くするために3Dプリンターで部品を作った」と話す。
地区大会で通信障害に見舞われた反省から、通信機兼制御用のノートパソコンをロボットの中に組み込んだり、紙飛行機が発射口に詰まらないように固定化したりと対策を強化。大量発射できる飛行機の数は12個から16個に増やした。「全国大会では、紙飛行機を(1番得点が高い5点の)小さな円柱形の筒の中に入れたい」と吉田さん。
電気電子系5年の土屋陽菜部長(20)は「地区大会では3試合で2点しか取れず、全国出場は厳しいかな―と諦めかけ、名前が呼ばれた時は皆一瞬固まった。何とか勝ち進み、優勝したい」と意気込む。
















