安平町追分地区の青葉町内会(西村次郎会長)の防災訓練が20日、同町追分白樺の青葉会館で開かれた。NHK札幌放送局の防災士と町の防災担当職員が講師となり、AR(拡張現実)を使った浸水体験などを行った。
町は今年から、シティプロモーションの観点でNHK札幌放送局内に新設された北海道ソリューションと共同し、地域の話題などを紹介する取り組みを展開。今回、同局として「地域の防災活動に寄与できないか」との話があり、防災訓練が企画された。
この日は会員のほか、安平第一自治会のメンバーを含む16人が参加。同局の久我剛司防災士が講師を務め、AR使用の浸水体験のほか、防災アプリを使った防災情報の取得などを説明した。西村会長(73)は「人ごとではないと感じるし、勉強になる。全国の災害状況を改めてテレビで見ると、(自分たちなら)どう対応していくかを考えるきっかけになる」と振り返り、「今後も形を変えながら訓練を継続していきたい。他地区の町内会や自治会の協力も今後必要になってくるのでは」と話していた。
町職員は、防災ハザードマップの使い方や段ボールベッドの組み立て方などを指導した。

















