函館税関苫小牧税関支署が21日発表した10月の苫小牧港貿易概況(速報値)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1191億9300万円の赤字となった。比較可能な1976年以降では最大の貿易赤字で、原油高騰と円安の影響を受けた。輸出入総額は前年同月比82・8%増の1665億1300万円と、3カ月連続で過去最高を更新した。
輸出は前年同月比37・9%増の236億6000万円。20カ月連続で前年同月を上回った。アメリカや中国向けなどの自動車部品を中心とする輸送用機器が2・9倍の75億9100万円、タイ向け自動車エンジンなど原動機は52・3%増の12億1900万円といずれもプラス。魚介類や同調製品も44・4%増の59億7200万円で、中国向けのホタテなどが増えた。
輸入は同93・2%増の1428億5300万円で、3カ月連続のプラス。原油・粗油が2・5倍の802億700万円で、輸入金額を押し上げた。飼料用のトウモロコシが84・1%増27億4500万円、石炭が82・1%増の140億5600万円など、エネルギーや飼料の価格高騰、円安の構図が表れる結果となった。
















