苫小牧市勇払の勇武津資料館は19日、乾燥保存したアイの葉を使って染め物を体験する教室を初めて開いた。参加者10人は、アイを煮詰める作業から染色までの工程を学び、真っ白いハンカチを濃紺色に染めた。
昔の暮らしや生活習慣を体験する「生活体験教室」の一環。同館は敷地内の畑でアイを育てており、生葉染め以外にも用途を広げたいと、今回は乾燥葉で挑戦した。
同館職員の二階堂啓也さん(71)が講師、苫小牧郷土文化研究会会員でアイを自宅で栽培する室崎栄子さん(51)がサポート役を務め、アイを栽培していた勇払の歴史を紹介しながら指導した。
乾燥葉は、同館の畑のほか、同館を拠点に活動する手織りサークル「ゆのみ」の畑で今夏、収獲し、乾燥保存していたものを使用。2種類の薬品を入れ、じっくり火に掛けながら煮汁を3回抽出し、その中にハンカチを漬けた。参加者は、染み込ませるとすぐに黄色っぽくなったハンカチが、空気に触れるにつれて緑や青色に変化していく様子を、「面白い!」「みるみる青くなっていく」と声を上げて楽しんでいた。
市宮前町の自営業萩原陽香さん(36)は念願の藍染めを体験し「色や柄の出し方が奥深い。きれいに模様が出て、みんなに褒めてもらってうれしい」とほほ笑んだ。
















