苫小牧市内の中学校が、情報通信技術(ICT)を活用した授業の研究に取り組んでいる。業務用チャットアプリやタブレットを活用した内容で「新鮮で面白い」「編集する力が身に付く」などと、生徒たちの反応は上々だ。
市教育委員会は授業改善の一環で、ICTを活用した授業を推進しており、各校が独自に研究授業を行っている。
啓明中学校(荒川歩校長)は10月24日、業務用チャットアプリ「Teams(チームズ)」を活用した1年1組(33人)の英語の授業を校内の全教員24人に公開。生徒たちが来苫予定の外国語指導助手(ALT)に市内の観光地を紹介する想定で、別室にいるALTのアンドリュー・マドゥアコさんとビデオ通話した。
一人ずつタブレットの前に立った生徒たちは画面越しに英語で樽前山やノーザンホースパーク、緑ケ丘公園などの魅力をアピール。木村新さん(13)は「オンライン上でのやりとりは新鮮で面白かった。またやりたい」と笑顔を見せた。
授業後は、教員たちが市教委と胆振教育局の指導主事を交えて授業研究会を実施。オンライン上での会話により「伝える力や、とっさに英語で対応できる力が身に付く」といった意見が出た一方、音声の聞き取りにくさを指摘したり、接続トラブルを気にしたりする声もあった。
苫小牧東中学校(五十嵐昭広校長)は10月25日、2年2組(38人)のタブレットを活用した理科の授業を校内の教員らに公開。授業で習った「動物の体のつくりと働き」を小学生にも分かるよう、画像やイラストを使って説明する資料作りにチャレンジした。
一斉にタブレットを使用していると回線に負担がかかり動作が重くなるといった問題も起きたが、生徒たちはアナログとデジタルを併用しつつグループで意見交換しながら、作業を進めていた。
今井陸智さん(14)は「調べ物をしたり、編集したりする力が身に付くと思う。分かりやすく伝えるために工夫した」と話した。



















