介護や福祉の現場で働く人を対象とした、若年性認知症に関する研修会が21日、苫小牧市民活動センターで開かれた。道の若年性認知症総合支援事業の一環で市が後援。市内や近郊から25人ほどが参加し、若くして認知症を発症した人が生き生きと暮らせるような地域の在り方について考えた。
事業を受託したNPO法人北海道若年認知症の人と家族の会(札幌市)の平野憲子事務局長は研究機関の推計を基に、苫小牧市内でも若年性認知症の人が少なくとも46人いることを説明。現行の支援制度が高齢の患者を想定しているため「若年性認知症の人とその家族の多くは、制度のはざまで苦しんでいる」と指摘し、支援ネットワークの構築の重要性を訴えた。
また、2011年に53歳の母親が若年性アルツハイマー型認知症と診断されて以降、家族みんなで支えてきた市内在住の山田麻以さんは「人の本当の思いは言葉の裏側にある。隠された思いや、その人のストーリーを想像して対応に当たることも大切だと思う」と、患者と接する子ども世代の気持ちを語った。
このほか、市内を中心に東胆振地域の当事者や家族を対象とした交流団体「東胆振ひまわりの会」の活動紹介や、事例を基にしたグループ交流などを行った。
















