道は29日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、国のオミクロン株対応の新しいレベル分類を同日から道内にも運用し、4段階のうち下から2番目のレベル「2」(感染拡大初期)とすることを決めた。病床使用率は50%を超える高水準で推移しているものの、重症病床使用率は10%台とレベル「3」(医療負荷増大期)に達していないため、「医療ひっ迫防止対策強化宣言」の発出を見送った。
道の新しいレベル分類の枠組みや指標は国に準拠し4段階で設定。▽病床使用率が0~30%をレベル「1」(感染小康期)▽病床使用率30~50%でレベル「2」▽病床使用率と重症病床使用率が50~80%でレベル「3」▽病床使用率と重症病床使用率が80%以上でレベル「4」(医療機能不全期)―とした。「3」では知事の判断で「医療ひっ迫防止対策強化宣言」や「医療非常事態宣言」が出せるようになる。
全道の29日現在の感染状況は(1)人口10万人当たりの新規感染者数1050・9人(2)病床使用率56・6%(3)重症病床使用率12・9%。記者会見した鈴木直道知事は「病床使用率は50%までとするレベル『2』の目安を超えているが、重症病床使用率はレベル『3』の目安に至らないことから、全道をレベル『2』と決定した」と説明した。
ただ、10万人当たりの新規感染者数は全国で唯一1000人台と最多を継続中。知事は「新規感染者数は依然として高い感染レベルにある」と指摘し、道民に「医療の逼迫(ひっぱく)を回避し社会経済活動をできる限り維持していくため、基本的な感染防止行動の徹底とワクチン接種の速やかな検討をお願いしたい」と呼び掛けた。
一方、日別の死者数が今月に入り増加傾向で、29日には過去最多の58人となったことについて、知事は「新規感染者数が1日1万人を超えるなど非常に増えている。その増加に伴い亡くなる方も増加傾向にある」と分析。道内では「高齢者施設や医療機関で集団感染が頻発している」と説明し、「高齢者や基礎疾患を持っている人への感染が広がっていることも要因として考えられる」と述べた。
また、対策会議では、12月21日を期限としていた全国旅行支援「HOKKAIDO LOVE!割」の利用期間を12月27日まで延長することも決めた。
















