厚真町は29日の町議会臨時会で、10月27日に町内の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザ感染の対応について行政報告した。
町によると、同28日から道職員による24時間体制の殺処分を開始。その後、鶏舎の消毒などを経て、今月25日に移動制限区域が解除された。町は鶏舎・埋却場所などで、町職員や地域おこし協力隊ら延べ119人が防疫作業に従事した。
行政報告で宮坂尚市朗町長は、近隣市町や農協、災害連携協定を結ぶ町内企業などの協力に感謝の意を示し、「生産者に鶏舎へのウイルス侵入リスクを低減するよう注意喚起し、点検の継続を呼び掛けるとともに、町家畜自衛防疫組合と連携し鶏舎周辺の消毒を徹底していく」と述べた。
臨時会では、防疫に当たった町職員の時間外手当など220万円を盛り込んだ2022年度一般会計補正予算の専決処分を承認した。

















