白老町本町のしらおい創造空間「蔵」で11月30日、喫茶店「くらと」がオープンした。セルフサービスのカフェで、店内にはレトロな雰囲気が漂う。店主の鬼塚京子さん(50)は「お客さまに気に入っていただける場にしていきたい」と張り切っている。
カウンターで注文し、商品を受け取って席に着く店。町内の有志らから譲渡された昭和時代の調度品などが店内の雰囲気を演出している。
メインメニューはお茶で、北吉原で採取したハーブのティーセット(500円)はスタッフに声を掛けると無料でお湯を足す。ほうじ茶セット(500円)は急須のお茶と日替わりのお菓子付き。マイカップを持参するとテークアウトに応じる。
このほか、果実酢ドリンクやプリン、スコーンなどのおやつも用意。月曜日にはその日入荷した食材で作ったランチを、金曜日には午後5時半から夕食を提供する。共に数量限定。
蔵を管理運営するNPO法人しらおい創造空間「蔵」の毛笠史寛会長は「(蔵の)イベントの開催前に期待感を共有したり、終了後に感想を分かち合うなど交流と出会いの場になれば」と期待。仲間とのおしゃべり以外に読書やパソコン作業での利用も呼び掛ける。
ワークショップやフリーマーケットなどの催事も定期的に開催したい考えで、鬼塚さんと店を切り盛りする大勝由香里さん(41)は「おかげさまで多くの方から(催事での利用について)相談をいただいている。12月中にも何かできたら」と目を輝かせている。
火、水曜日定休。営業時間は月曜午前11時半~午後6時。木曜は午前10時から。金曜は午後8時まで。土、日曜が午前10時~午後6時。蔵でコンサートなどがある場合は定休日に関わらず営業する。ラストオーダーは閉店30分前。

















