「ゼロカーボンパーク」でシンポ 環境配慮と観光地づくり 支笏湖

「ゼロカーボンパーク」でシンポ
環境配慮と観光地づくり 支笏湖
ゼロカーボンパークの可能性について意見を交わしたシンポジウム

 国立公園の脱炭素化に向け環境省が取り組む「ゼロカーボンパーク」のシンポジウムが11月28日、千歳市内の支笏湖ビジターセンターで開かれた。今年3月にゼロカーボンパークに登録された支笏洞爺国立公園内の支笏湖地区、阿寒摩周国立公園内の阿寒湖温泉の関係者ら4人がパネリストになり、環境への配慮と持続可能な観光地づくりについて意見を交わした。

 支笏湖畔で活動する民間組織の国立公園支笏湖運営協議会と地元住民でつくる支笏湖自治振興会が主催。ゼロカーボンパークへの理解促進を狙った初の試みで、環境省北海道地方環境事務所なども共催した。

 パネルディスカッションで同協議会の山田勝晴会長は、自然を生かしたアクティビティー観光と連携する計画を明らかにし、「地域のストーリーを明確にし、付加価値を高めたい」と千歳市の応援も求めた。釧路市阿寒町行政センターの森昌弘市民課長はトレイル(自然の中の歩くための道)の可能性に注目し、「ゼロカーボンの移動手段による観光で、阿寒湖と支笏湖が連携できないか」と提案した。

 王子製紙事業部グループマネージャーの伊藤隆雄さんは、同社の水力発電で支笏湖地区の大半の電力をカバーしていることに触れ、「(ゼロカーボンの)先進的な地域で、今後も地域の皆さんと協力していきたい」と述べた。

 環境省支笏洞爺国立公園管理事務所の千田智基所長は「支笏湖の事業者は環境への意識が高く、すでに顔の見える関係になっている。だからこそ、できることがあると思っている」と期待を込めた。

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