現職山口氏が来春市長選不出馬表明  「10年間の道筋できた」 千歳市

現職山口氏が来春市長選不出馬表明 
「10年間の道筋できた」 千歳市
記者会見する山口市長=1日午後

 千歳市の山口幸太郎市長(80)は1日開会した定例市議会で、来年4月の市長選に出馬しないことを表明した。山口氏は「5期20年にわたり市民の信託を受け、市政発展に貢献できたことは大変光栄」と謝辞を述べ、「コロナ、物価高など喫緊の課題を共有しながら任期を全うしたい」と語った。

 この後、市役所で記者会見した山口氏は後継について「市政継続のベクトルを同じくする人に担ってほしい」と述べた。

 一問一答は次の通り。

 ―不出馬の決断について。

 就任以来、その時々で時代の変化や課題に挑戦してきた。就任時に最大の懸案だった財政再建も5年かけ健全化ができた。人口10万人に向けた第7期総合計画(2021~30年度)が昨年スタート。向こう10年間の道筋ができたこの機に区切りをつけることが適切と判断した。

 ―決断したのはいつか。

 本年度に入ってからずっと考えていた。具体的には盆すぎ。先週の後援会役員会で了解いただいた。

 ―5期20年を振り返って。

 職員や市民と課題を共有し、市民の皆さんにご理解いただけた。人口減少、少子化社会の中、千歳市は人口が増えた。大学誘致や大学の公立化、小学校と中学校も新設できた。任期中、国の防衛計画大綱が4回行われたが、市民の後押しを受け、北海道を挙げて国に自衛隊の体制維持をお願いして実現できた。順調な企業誘致も、まちの経済力発展に貢献したと思う。

 ―後継者については。

 立起を表明する方がどの程度いるかは分からないが、まちの発展にどういう考えがあるのかしっかり見極め、協力できる方には協力したい。市民が安心安全に暮らせる安定した市政運営が大事。ライフスタイルや企業活動が変化する中、機動性を持つ市政運営が必要。市政を継続するベクトルを同じくする人に担っていただければ。

 ―千歳の魅力は。

 千歳にはいいところも、そうでないところもあるが、新しい方が入って来られても住みやすい価値観を持っている。地理的にも地政学的にも伸びしろがあるまちだと思う。

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