4日に崔監督追悼上映会 むかわ町穂別の映画制作グループ「田んぼde」4作目でしのぶ

4日に崔監督追悼上映会 むかわ町穂別の映画制作グループ「田んぼde」4作目でしのぶ
崔監督の追悼上映会をPRする丸山館長

 11月27日に死去した映画監督崔洋一さんと、映画作りを通じて親交を深めたむかわ町穂別地区の映画制作グループ「田んぼdeミュージカル委員会」は4日、苫小牧市王子町の「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」で緊急追悼上映会を開く。上映するのは、崔監督の総合指導で2011年に公開した第4作「赤い夕日の爺yulie(ジュリー)」。同委員会は「崔監督には映画作りの醍醐味(だいごみ)を教えてもらった。メードイン穂別の本作を見ながら泣いて、笑って、悼みたい」としている。

 崔監督は01年、「わしらでも映画作れるべか」という旧穂別町民の願いに応え、第1作「田んぼdeミュージカル」(03年公開)の制作に協力。その後16年までに、スタッフも出演者も高齢の町民が主体となり、計5作品を世に送り出した。

 総合指導者として現地に足しげく通い、自らを「助監督」と称していた。今回の上映会場に名を冠す斉藤征義さん(故人)は全5作の脚本を執筆し、活動を引っ張った1人だ。

 本作は戦後の穂別史を基に、電力利権に揺れる山村の姿を西部劇風に描いたフィクション。シリーズ全作の制作をサポートした同館の丸山伸也館長(70)は「穂別のお年寄りにとても優しく演技指導していた姿が印象に残っているが、映画人としての厳しさも見た」と懐かしむ。

 同委員会の中澤十四三さん(65)も「素人の私たち一人ひとりと向き合い、映画作りの厳しさと面白さを手ほどきしてくれた」と回顧。「映画を見たらきっと気持ちがこみ上げてくると

思う」と語る。当日は、撮影当時を知るメンバーとむかわ町から駆け付けることにしている。

 上映は午前10時と午後1時の2回を予定。入場無料。定員は25人ほどで、予約不要。

 問い合わせは同館 携帯電話080(8746)6558。

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