苫小牧市錦西町の北洋大学(奥村訓代学長)で開講中の「伝統文化」の授業が、留学生に好評だ。日本文化を深く知ることを目的とした授業で華道、茶道、書道を実務経験豊富な専門家から学べるとあって人気を集めている。
伝統文化は前期科目に茶道と書道、後期科目に華道を開設。それぞれ週1回の受講で1単位を得られるようにしている。
昨年度の受講者は茶道34人、華道16人、書道20人の計70人で、留学生の割合は24・3%(17人)だった。今年度は茶道25人、華道18人、書道14人の計57人に減ったが、留学生比率は45・6%(26人)までアップ。特に後期科目の華道は、受講した18人のうち留学生が半分の9人を占めた。
華道の講師は、市内のサンガーデンや沼ノ端コミュニティセンターなどで小原流生け花を指導する厚真町在住の上田敦子さん(67)。その日に使用する花や草木の解説を受けながら実際に生け、寸評も行う。
3年の姜雨成(キョウウセイ)さん(25)は「花の種類を全然知らず、作業も難しいけれど面白い。毎回授業後は花を持ち帰って家に飾っている。(伝統文化の授業を通して)日本の文化が分かってきたような気がする」と満足そうだ。
今年度の受講生の半数が留学生であることについて、上田さんは「きちんと伝わるか不安だったが、皆真面目で日本語も上手。留学生が日本の文化に興味を持ってくれてうれしい」と歓迎。奥村学長は「(全学生に占める)留学生の数自体も増えているが多文化共生時代を迎え、日本文化への理解、関心は高まっているようだ」と話す。
















