DX着手「1割」、未着手は「6割」 道内企業 意識調査  人材や技能不足に課題も 帝国データ札支店

DX着手「1割」、未着手は「6割」 道内企業 意識調査
 人材や技能不足に課題も 帝国データ札支店

 帝国データバンク札幌支店は、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関する道内企業の意識調査結果を発表した。DXの「言葉の意味を理解し、取り組んでいる」企業は13・6%と1割強にとどまっている。DXを取り組む上での課題(複数回答)では、「人材不足」を挙げる企業が半数近くを占めた。

 昨年9月にデジタル庁が発足し、1年が経過した。データとデジタル技術を活用し自社の製品、サービス、ビジネスモデルを変革し、競争上の優位性を確立するDXの実現が企業に求められている。岸田文雄首相もDXなど4分野に官民の投資を加速させるほか、個人のリスキリング(成長分野に移動するための学び直し)に対し、5年間で1兆円規模の公的支援を実施すると表明している。

 DXに取り組んでいる企業は13・6%だが、「言葉の意味を理解し、取り組みたいと思っている」(18・7%)を合わせると3割超の企業が前向きな見解。

 一方、37・2%が「言葉の意味を理解しているが、取り組んでいない」と回答。「言葉は知っているが、意味を理解できない」(13・5%)、「言葉も知らない」(6・3%)を合わせると6割近くに上った。

 取り組んでいる企業の業界別では、金融が35・3%で最多。以下、サービス18・5%、不動産18・2%の順。

 DXに取り組む上での課題では、49・3%が「対応できる人材がいない」。これに「必要なスキルやノウハウがない」(39・2%)が続いた。

 リスキリングに関しては、何らかの取り組みを一つ以上実施している企業は42・7%。これに対し44・9%が「特に取り組んでいない」と回答した。取り組み内容(複数回答)では、オンライン会議システムなどの「新しいデジタルツールの学習」が46・9%でトップ。次いで「経営層による新しいスキルの学習、把握」(43・6%)だった。

 デジタルスキルなどを有する兼業・副業人材の外部からの受け入れについては、「受け入れている」企業は3%で、「募集している」企業は1・2%。「現在受け入れておらず、今後も予定していない」(64%)が6割を超えた。

 調査は9月15~30日、道内企業1175社を対象に実施。572社から回答を得た。回答率48・7%。

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