苫小牧市主催の講演会「認知症の合図 市民フォーラム」がこのほど、市民活動センターで開かれた。関心を寄せる市民など約50人が来場。道央佐藤病院の認定作業療法士で認知症ケア専門士も務める大谷嘉範さんが、認知症患者が幸せな生活を維持する方法について語った。
大谷さんは患者の多くに、発症前からうつのような症状が表れる傾向を指摘。症状を遅らせる効果が期待できる薬の開発が進む一方、根本治療には至っていないことを説明した。
また、人は生活の中でさまざまな自己選択と自己決定を繰り返しており、「それが充実するほど人の幸福度につながる」と強調。「認知症であっても自ら選択し、決定するという行為は重要。何もできないと決め付けず、本人の声を聞く姿勢を持って」と呼び掛けた。
















