にょきにょきキノコ、かわいいね―。苫小牧市末広町のすえひろ保育園(服部奈緒子園長)は今年度、園庭の一角でナメコ栽培に挑戦した。食育活動の一環で、道総合研究機構森林研究本部(美唄市)の手ほどきを受けて実施。種菌を原木で挟み込む「サンドイッチ式」と呼ばれる栽培方法でナメコは順調に育ち、15日に園児たちが待望の収獲作業に臨んだ。
同園はこれまでも園庭で野菜を育て、食べる活動を通じ、子どもたちが食に関心を持てるような食育を実践してきた。近年、キノコが苦手な子どもが増える中、林業に詳しい保護者の働き掛けで同本部に相談し、ナメコ栽培が実現した。
子どもたちは5月、同本部職員のサポートで種菌を米ぬかや広葉樹のおがくずと混ぜ合わせた混合種菌を生成。輪切りにしたシラカバの原木で挟み込んだ。秋に原木を切り離し、密着していた面が見えるよう下の部分だけを土に埋める「本伏せ」を実施。直射日光を避けるためシートを掛けて、成長を見守った。
待ちに待った収穫の日、3歳以上の園児25人が作業に参加した。子どもたちはにょきにょきと生えるナメコを見て「すごいね」「大きい」と大歓声。指で大切そうにつまみ、そっともぎ取ると「いい匂い」などと興味津々だった。
青木響夜さん(5)は「触ったら気持ちよかった。ワカメと一緒にみそ汁に入れて食べるのが好き」と笑顔。ナメコは16日の給食で、つみれ汁に入れて園児に提供され、子どもたちは大喜びで味わった。
サンドイッチ式栽培は、木に駒菌を打ち込む一般的な栽培方法に比べ早く育つとされる。同本部企画調整部普及グループの上出昌伸さんは「直射日光に当てないよう注意すれば、2、3年は収獲を楽しめる。自分たちで育てる中でキノコに関心を持ってもらえれば」と述べた。
















