北海道電力は22日、主に一般家庭が契約している「規制料金」を、早ければ来春に値上げすると発表した。現在、値上げ率と値上げの時期、経済産業省への申請時期などを検討中。値上げは2014年11月以来となる。藤井裕社長は「電力供給コストが電気料金収入を大きく上回る状態が続き、当社の収支・財務状況は急速に悪化している。電力の安定供給を継続していくため、大変心苦しい限りだが電気料金の見直しを行う」と語った。
同社によると、ロシアのウクライナ侵攻に伴う世界的な燃料価格や卸電力市場価格の高騰、急激な円安の進行に加え、8月以降は低圧料金の燃料費調整制度における平均燃料価格の上限価格の超過などが値上げ要因。同社の22年度の経常損失は710億円程度の大幅赤字となる見通し。
一般家庭の契約320万件のうち、北電が裁量で料金を決める自由料金の80万件は12月検針分から11月比約16%値上げしており、国の許可が必要な規制料金契約240万件を値上げする。藤井社長は値上げ幅について「14年を上回る可能性はある」と述べ、国の審査に4カ月を要することから「申請は年明けの早い時期に行い、準備が整い次第、お知らせしたい」と語った。
席上、来年4月1日から企業や自治体等法人向け(高圧・特別高圧)の電気料金を18~19%程度値上げすることも発表した。37人の役員報酬については、現行35%削減を来年1月から40%削減とする。
















