4年間伸ばした髪届ける 苫小牧の上田さん ヘアドネーションに協力

4年間伸ばした髪届ける
苫小牧の上田さん ヘアドネーションに協力
4年間伸ばし続けた髪の毛を切る上田さん

 医療用ウィッグの製作に髪の毛を寄付する運動「ヘアドネーション」に協力するため、苫小牧市三光町の上田ほのかさん(11)=苫小牧緑小5年=は28日、4年間伸ばし続けてきた髪の毛を50センチ切った。がんや白血病などの治療で髪を失った子どもたちに毛髪を提供している大阪市のNPO法人「JHD&C(ジャーダック)」に郵送する。上田さんは「困っている人に届くと思うとうれしい」とすがすがしい表情だ。

 小学1年生の時に医療ドキュメンタリーを見て「人の役に立てる活動がしたい」と決意した。肩にかかる程度のヘアスタイルが多かったというが、40センチを目指して髪の毛を伸ばし続け、4年間で腰の位置まで到達した。

 「毛先がぱさつかないように気を付けた」と上田さん。特にシャンプーは大変で、髪が傷まないように欠かさずトリートメントを使用した。乾かす時間も大幅に増え、母親の歩美さん(41)によると「夏の多い時は2週間に1度、シャンプーするためだけに美容室に通った」と苦労を明かす。

 運動に協力する市澄川町の美容室「HAIR SALON REIKO(ヘアサロンレイコ)」澄川店を訪れた上田さんは、やや緊張気味。店員が髪の毛を小さな束に分けてゴムで結び、その結び目の上をバリカンでカットしていった。バッサリ短くなった髪を鏡越しに見詰めた上田さんは最初、「寂しい感じがする」と話したが、ウルフカットに整えられると「うれしい」と笑顔を見せた。

 歩美さんは切った髪の束を手にしながら「手に持っているのが不思議。目標よりも長く、よく忍耐強く頑張った」と上田さんの努力をねぎらった。

 JHD&Cホームページによると、医療用ウィッグには31センチ以上の髪の毛が必要で、これまでに615個のフルウィッグが提供され、現在210人が待っているという。

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