第34回有島武郎青少年公募絵画展(後志管内ニセコ町など主催)で、駒大苫小牧高校美術部の生徒2人が入賞を果たした。このうち2年の安積百香さん(17)の油彩画「未来の世界」は審査員特別賞に輝き、「今の最大限の力を発揮できた。すごく頑張ったのでうれしい」と喜びをかみしめた。
「未来の世界」は、安積さんが教室から外を眺める美術部の友人を描いた作品。「日常の一こまを切り取った」と言い、入学して間もない頃に撮影した写真を見ながらまだ見ぬ未来に思いをはせて制作した。
「明るく優しい雰囲気にしようと、きらびやかに仕上げた」と安積さん。全体的に彩度を上げてさまざまな色を使用した。窓の外の風景も細部までこだわり、「建物や木々の絵は頑張った」と胸を張る。
高校生になって、油彩画に取り組み始め2年。「色の使い方、油の扱い方は難しいけど楽しい」と笑顔を見せる。現在は第24回高校生国際美術展に向けて下絵を書いたり、構図を練ったりしており、「人物を温かい印象で描くのが好き」と語る。
一方、植物や風景を描くのが得意な3年の山木理央奈さん(18)は、水たまりに反射した空と建物の絵が特徴的な「瑆憧綺等(せいどうきら)」で奨励賞を獲得。一昨年の9月、自宅敷地内で撮った写真を基に描いた。
山木さんは砂利がきらきら光るよう色の塗り方を工夫し、空のグラデーションにもこだわった。柔らかな印象の空と雲になるよう、「筆を滑らせるように描いた」と話す。
タイトルは星のような輝きをイメージした造語。山木さんは、昨夏の第46回全国高校総合文化祭の美術・工芸部門で別の油彩画が本道代表作品に選ばれるほどの実力者で、「もっと上位の賞を取りたかった」と少し悔しそうだ。
今回、同展の高校の部には198点の応募があり、入賞は19点。同校美術部の生徒は3年連続で入賞している。

















