アートと科学コラボ 厚真の三木さん 千歳で展覧会

アートと科学コラボ 厚真の三木さん 千歳で展覧会
アートとデジタル技術を駆使して創出した光と音の空間

 アートと科学をコラボレーションした展覧会が、千歳市民ギャラリー(同市千代田町)で開かれている。光や音、自身の体を使ってアートを感じる独創的な空間をつくり出しており、来場者を楽しませている。

 企画したのは、厚真町の地域おこし協力隊でグラフィックデザイナー・作家の三木奈津美さん(37)とアーティストと共同で作品制作や展示に携わる公立千歳科学技術大学・理工学部電子光工学科の青木広宙教授で、7日に開幕した。

 会場内には、アクリル絵の具とカラー溶剤を用いて表現し、情景や心情を想像させる色彩画をはじめ、フィルムを使った投影作品などが展示されている。アートや光、音を使いながら、サケの遡上(そじょう)を表現しているコーナーもある。

 三木さんは「親が安心して子どもを遊ばせられる空間をつくりたかった。思った以上にポジティブな反応が返ってくる」と手応えを語り、「(自分でもつくることができるアートな空間のヒントを)何か持ち帰ってくれたら」と期待。青木教授は「取っつきにくいサイエンスやテクノロジーを、アートという分野から理解してもらえたら」と話している。

 展覧会は15日まで開催しており、入場は無料。時間は正午~午後6時。

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