22年道内企業倒産5年ぶり増加に 民間信用調査機関 コロナ関連4割

22年道内企業倒産5年ぶり増加に
民間信用調査機関 コロナ関連4割

 帝国データバンク札幌支店は、2022年(1~12月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は前年比50件(35・5%)増の191件となり、5年ぶりに増加に転じた。負債総額も73・9%増の305億5800万円となり、3年ぶりに前年を上回った。

 新型コロナウイルス関連倒産は75件発生。全体の39・3%で、4割近くを占めた。前年(48件)に比べ27件増えている。

 管内別では、石狩が96件で全体の約半数を占めて最多。これに上川19件、渡島15件、釧路14件、十勝11件で続いた。胆振管内は9件、日高管内は4件発生した。

 業種別では、「サービス」が45件で最も多い。以下、小売業(34件)、製造(29件)、卸売業(24件)、運輸・通信(22件)、建設(20件)の順。

 主因別では、不況型の「販売不振」が136件で全体の71・2%を占めた。態様別では、「破産」が177件で全体の9割以上に。この他、「特別清算」が12件、「民事再生法」が2件だった。

 同支店では、原材料価格や輸入製品価格の高騰は企業の資金繰りを圧迫し「道内でもこれらの影響を受けた倒産が発生した」と指摘。コロナ関連融資を受けた多くの企業が返済時期を迎えており、企業倒産件数は「今後、増加をたどる可能性が高い」と分析している。

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 東京商工リサーチ北海道支社の調査では、22年の道内企業倒産件数は198件、負債総額は311億5700万円。こちらも件数は5年ぶりに増加に転じた。

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