大学入試シーズンの幕開けとなる大学入学共通テストが14、15の両日、全国679会場で行われる。大学入試センター試験に代わって導入され、3年目。直前講習などを実施中の学習塾関係者から「難易度は下がらない」との声も聞かれる中、受験生たちは新型コロナウイルスやインフルエンザ対策に細心の気を配りながらラストスパートをかけて受験勉強に励む。
本番が目前に迫る中、約30人の受験生が通う進学予備校トランスクール駅北口校(木場町)は、個別指導や直前対策講習を実施している。
「共通テストは思考力や判断力を問う試験となり、各科目の問題の文章量が大幅に増えた。一部分の問題を読むだけでは解けない」と高校部責任者の山田真道講師。同塾は長文の速読力や読解力向上に注力し、試験と同じ時間内で問題を解く練習を行っているほか、普段からマークシートに回答するようにしてきた。
昨年の共通テストは数学IAの平均点が30点台と低かったことに触れ、山田講師は「数学は昨年よりは難しくならないだろう」としながら、英語は「(過去2年間)あまり難しくなかったので少し難化するのでは」と予想。「今年の受験生は高校1年の時からコロナ禍で制約を受けてきただけに希望の大学に入り、楽しいキャンパスライフを送ってほしい」とエールを送る。
一方、40人を超える受験生を抱える東進衛星予備校苫小牧駅北口校(木場町)は「全体的に難易度は下がらないのでは」(當摩剛史校舎長)とみながら「さまざまな情報をいち早く処理できる能力が求められる」と指摘する。
昨年はコロナ禍で試験を受けられなかった受験生の救済策として、各大学に個別入試で合否判定を行う措置があったが今年は無いだけに、受験生の体調管理にも細心の注意を払う。
関東圏の国立大合格を目指す苫小牧東高校3年の多爽介さん(17)は「文字を読むスピードを上げてきた。後は手洗い、マスク着用など感染対策を徹底し、本番に挑む」と語る。
道外の国公立大を志望する同じく東高3年の宮腰陸叶さん(17)は、暗記系科目を中心に追い込み中。「焦らないよう心掛け、数学と英語で点数を取りたい」と意気込みを述べた。
東胆振は、苫小牧市錦西町の北洋大学が試験会場。今年、共通テストを利用するのは全国の大学、専門職大学、短大計870校。志願者数は前年度比1万7786人減の51万2581人となっている。
















