昨年12月に東京都で行われたボウリングの第43回JLBCクイーンズオープンプリンスカップで、苫小牧出身の岡部心咲(札幌東商業高3年)が1ゲーム全てをストライクで終えるパーフェクトゲームを達成した。「全体16位と結果には満足できなかったけど、内容の良い投球ができた」と公式戦初のパーフェクトに笑みをこぼした。
大会にはプロ135人、アマチュア126人が参加。2ゲームの合計点で勝敗を競った。アマチュア予選を5位で通過した岡部は予選を勝ち抜いたプロ、アマ混合96人が進んだ決勝トーナメント戦で力投した。
シード枠のため2回戦から出場。予選21位の相手に467―364のスコアで勝利。続く3回戦で1ゲーム目を254で終え、2ゲーム目で300点のパーフェクト。自身9度目の全ストライク、公式戦では初の力投に「レーンのオイルコンディションを把握してボールをうまく合わせられた。描いたラインに乗り、球がよく走った」と目を細めた。
準々決勝では、アマ予選1位通過の選手と対戦。1ゲーム目で172―216と点差を広げられ「相手のスコアを意識してしまい自分の投球ができなかった」と2ゲーム合計358―461と悔しい敗戦となった。
小さい頃からボウリングが好きだった。小学5年生から本格的に競技を始め、札幌のスクールに通って実力を磨いた。持ち味は正確にレーンを読んだボールの回転力と足腰を中心に全身の力をボールに伝えるスピードある投球。
大会を終えて「今までの練習の成果を発揮することができたし、パーフェクトゲームはなかなか取れないのでとてもうれしかった。今後もレーンの見極めと持ち味を生かしてプロへの道も目指したい」と意気込みを語った。

















