スマートフォンなどで遊べるゲームアプリ「ウマ娘(むすめ)プリティーダービー」に、苫小牧ゆかりの競走馬として活躍した「ホッコータルマエ」をモチーフにしたキャラクターが登場した。とまこまい観光大使にも任命されている名馬が加わったゲームの配信は10日から始まり、同アプリのファンの間で話題を呼んでいる。国内外で大人気のゲームとあり、苫小牧観光協会は「まちのPRにつながれば」と期待する。
ゲームはCygames(サイゲームス、東京)が開発し、2021年2月にアプリの配信を始めた。ゲームのプレーヤーは、実在する競走馬をモチーフとしたキャラクター「ウマ娘」をトレーニングしながら育成し、レースの勝利を目指す。ゲーム上でプレーヤーはウマ娘とコミュニケーションを取ることもできる。
樽前山にちなんだ名前を冠したホッコータルマエは16年、日本競馬史上初のG1(最高格付け)レース10勝を果たした名馬。ゲームでは「ウマ娘」の一人として、長い三つ編みのヘアスタイルで「とまこまい観光大使」と書かれたたすきを着けて登場する。「苫小牧から参上だべ」のせりふと共に、市公式キャラクターとまチョップと共に手を広げたり、苫小牧特産のホッキ貝を食べたりする姿も楽しめる。新たに加わったキャラクターはファンの間で話題を呼び、ゲームアプリの利用者数も伸ばしている。
16年に引退したホッコータルマエは現在、浦河町の牧場で種牡馬として余生を過ごしている。現役時代の馬主で北幸商事(市栄町)の矢部道晃社長(54)は「ゲームをきっかけに現役期を知らない世代の方にも、当時の栄光を知ってもらえば」と話す。同社は観光振興につなげてもらおうと、サイゲームス協力の下でウマ娘のキャラクターを描いた全身パネル(縦1・7メートル、横83センチ)を用意。昨年末、苫小牧観光協会と樽前山神社にそれぞれ寄贈した。
観光協会は4日から観光案内所(市表町)にパネルを設置。11日までに延べ約200人がパネルを見ようと足を運んだ。ゲームに出てくるとまチョップのグッズも売れ行きが伸び、相乗効果に担当者は喜ぶ。林崎竹亜常務理事は「反響の多さに驚いている。市外の人が苫小牧を知ったり、訪れたりするきっかけになれば」としている。
















