苫小牧市双葉町のこども食堂木と花の大ぼうけんで12日、暴力にさらされた際に、どう行動したらよいかを子どもたち自身が考えるクイズイベントが開かれた。市内では初めての取り組みで、市健康こども部こども相談課の職員がさまざまな場面を例示し、子どもたちが適切と思う行動を考えた。
子どもたちが自身の権利について知る機会をつくりたいと、同こども食堂を運営するNPO法人木と風の香りが市に相談。市は、暴力などに関する子どもへの知識の普及も市の責務として明記した「市子どもを虐待から守る条例」を2021年1月に施行しており、子どもに対する啓発に向けて内容を検討、この日に臨んだ。
同課の立花優樹さんと赤木諄さんがこども食堂を訪問。参加した約20人の子どもたちに立花さんは「お父さんがいきなり怒りだして、物を投げたり怒鳴ったりしている」「テストの点が悪くてお母さんに『死ね』『いなくていい』と言われた」など、六つの場面を例示。それぞれについて、「学校やこども食堂の大人に相談する」「我慢する」「家の中の事だから(ほかの人に)言わない方がいい」という選択肢を設けた。
子どもたちは「相談した方がいいよ」「自分は我慢するかな」などと言いながら、適切と思う行動をそれぞれ選択。立花さんは、すべての例で「誰かに相談する」という選択肢が適切という結果を示し、「我慢するという考えも決して間違いではないけど、我慢だけで問題は解決しない」と説明。「みんなは誰にも汚されたり、否定されたりしない権利を持っている。困った時は周りの人に相談し、自分の権利を守って」と呼び掛けた。
同こども食堂では、イベントの開催前に大人向けの講座を実施。保護者らが虐待のないまちづくりについて理解を深めた上で子ども向けの取り組みを行った。
















