北海道教育推進会議(会長・大野栄三北大大学院教育学研究院教授、委員13人)は16日、道教育長の諮問を受けて2021年6月から審議を重ねてきた「新たな北海道教育推進計画」(23年~27年度)を取りまとめ、答申した。
同計画は、教育の現状と課題、目指す教育の基本理念、施策などで構成する。いじめ認知件数の増加、少子化の進行、教員志願者の減少、教職員の働き方改革など、解決すべき教育課題と地域創生の実現に向け、▽子どもたち一人一人の可能性を引き出す教育の推進▽学びの機会を保障し質を高める環境の確立▽地域と歩む持続可能な教育の実現を施策の柱にした。
個別の施策としてSDGs(持続可能な開発目標)・ESD(持続可能な開発のための教育)の推進、新しい時代に必要となる資質・能力の育成、ICT(情報通信技術)の活用推進、地域と学校の連携・協働の推進など、取り組むべき22項目を示している。
答申に先立って開いた会議では、委員から「教員が足りない。(施策の)現場への周知・浸透には教員一人一人の理解と、各教育委員会を含めた全体としての共有が必要」「子どもたちの将来をイメージし、PDCA(計画・実行・評価・改善)を行って時代の変化を反映させてほしい」などの意見が寄せられた。
この後、大野会長は「答申を踏まえ、本道教育の一層の充実・発展の取り組みを」と求めて倉本博史教育長に答申書を手渡した。倉本教育長は「教育の充実に資する生きた計画となり、道民の理解が得られるよう進めます」と述べていた。
道教委は、答申を踏まえ今秋を目途に成案化する。
















