戸田安彦氏(54)の白老町長辞任で、3月5日投開票が予定されている町長選に関し、町議会は任期満了に伴う10月の町議選を前倒しし、町長選と同じ日程で実施する検討を始めた。同日選とする場合、町議会は自主解散を必要とするが、投票行動や選挙事務経費のの効率化を求める町民の陳情などを受けて早急に方針を決める。
町議会に対しては10日、複数町民の連名で「白老町議会の自主解散に関する陳情書」が提出された。町長選と町議選を同日程で行うことを求める内容で、投票者の負担や事務経費の軽減が可能と訴えている。
町議会は16日の定例会で、陳情書を議会運営委員会に付託した。18日に採択の可否を審査する。また、町議2人も16日、同委員会に「町議会の解散に関する決議案」を提出。町議会はこうした動きや、迫る町長選の日程を踏まえて議論を重ね、早急に結論を出す考えだ。
白老町の町長選と町議選はもともと、春の統一地方選の同時期に実施されていた。しかし、2003年に坂下利明町長(当時)が町議会の不信任決議を受けて議会を解散、辞職して以降、毎回10月か11月の同日程で行われてきた。
こうした中で戸田氏が昨年11月、今春の道議選胆振選挙区(定数1)=4月9日投開票=に出馬する意向を示したため、今年10月に予定されていた町長選と町議選の実施日に半年以上のずれが生じる見通しとなり、町議会内部で一部議員から自主解散を求める声も出ていた。
首長選と選挙日程を合わせるために自主解散を行うことが実現すれば、地方議会としては珍しいケースとなる。
















