フットサルチームの元エスポラーダ北海道選手で、現在はソルプレーサ(札幌)所属の新島啓太(33)=明倫中学校教員=がこのほど、全道2大会で優勝を果たし、2、3月の全国大会に挑む。「北海道代表として全国の舞台に挑める。すべて出し切って勝利をつかみたい」と意気込みを語った。
同チームは第23回北海道フットサルリーグ2022(5~10月)で優勝。2月開催の地域チャンピオンズリーグへ。また、JFA第28回全日本フットサル選手権大会北海道代表決定戦でも頂点に輝き、3月開催の本戦に出場する。
新島は日本のトップフットサルリーグのFリーグに所属するエスポラーダで2014~15の2シーズンにわたりプレー。けがに悩み現役を引退後、子どもたちを対象にフットサル教室を開くなど、競技の普及に尽力してきた。
小学チームや中学校で指導者として活動している中で、一昨年に左膝の全十字靱帯(じんたい)を断裂。その際に「もう一度選手としてピッチに立ちたい。子どもたちに指導者として良い姿を見せたい」と新たな目標を決めリハビリに専念。けがの完治後に現在のソルプレーサに加わり、新戦力として活躍を続けている。
小学3年生からサッカーを始めた。負けん気の強さと、強みの左足で大事な場面での決定力を武器に日々の練習、競技に打ち込んだ。フットサルに転向後も実力を磨き、北海道リーグでは得点ランキングで全体の10位になるなど、主力としての活躍も目覚ましい。
指導者としての道を歩むことで、子どもたちからも多くの学びを受けている―と話す新島は、大きなけがを乗り越えたことでさらに成長。「肉体やプレーの勢いは20代の頃に劣るが、もう一度大きな舞台にチャレンジしたいという大きな目標ができたことで、今はプレーの幅が広がった」と胸を張る。全国大会に向けて「持っている力を最大限に発揮して全力でプレーしてチームを勝利に導きたい」と活躍を誓った。




















