予算案の編成体験 苫中央高で財政教育プログラム 道財務局

予算案の編成体験 苫中央高で財政教育プログラム 道財務局
編成した予算案を発表する生徒たち

 北海道財務局は17日、苫小牧中央高校で財政について学ぶ「財政教育プログラム」を3年生対象に行った。29人が講義形式で局員から日本の財政状況を学び、グループワークを通じて予算編成シミュレーションを体験した。

 同プログラムは財政を自分たちに関わることとして捉え、将来について考えてもらう目的で、全国の小中学校や高校を対象に行っている。同校では2019年度に初めて実施して以来。同財務局によると、今年度の市内の実施校は同校のみという。

 局員は、1990年度以降、歳出と税収の差がワニの口のように拡大していることを紹介し、借金総額は今年度末で1026兆円になる見込みと説明。その上で財政健全化の必要性を伝えた。

 グループワークでは4人程度の班に分かれ、班ごとに目指すべき社会について議論。内容を基にタブレット端末で国の予算案の編成を試みた。今年度の予算案108兆円をベースに医療や介護、子育てなどの歳出と、消費税、法人税といった歳入を「5%減」「10%増」と調整し、発表。質疑応答も行い、生徒たちは賛成か反対かの札を上げた。

 三宅優衣さん(18)は「歳入と歳出を均等にするのが難しかった。普段授業では学べないことが勉強でき、これから社会に出る上でためになった」と話した。

 同校は16~18日の3日間、同プログラムのほかにも苫小牧年金事務所や全日本不動産協会北海道本部の担当者を講師に招いて特別講座を開き、社会人目前の3年生に教養を身に付けさせた。

編成した予算案を発表する生徒たち

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