苫小牧青翔中2年の岩本愛子が全国中学校体育大会のフィギュアスケート(5~7日、長野・ビックハット)に出場する。昨年に続いて北海道中学校体育大会(1月8~9日、札幌市美香保体育館)の女子Aクラスで優勝した岩本は「緊張に負けないよう演じたい」と意気込んでいる。
今回の全道大会では、ショートプログラム(SP)が51.33点、フリープログラム(FP)で98.04点と両プログラムで自己ベストをたたき出して2連覇を果たした。「ジャンプがすべて成功し、高得点をもらえた。しかし、スケーティングやスピンはもっと伸ばせた」
全中ではSPの上位18人のみがFPに進める。昨年はSPで全体67位と悔しい結果だったことから、今年の目標はFP進出。昨年は2種類だったトリプルジャンプの種類を4種類に増やし、演技を充実させている。ダンスを習い、筋力トレーニングで体力強化にも力を入れてきた。
SPは今季から「アパッシオナート」という曲を用い、「強い女性像」を演じている。FPは昨年から使用している「イエローリバーコンチェルト」で、優しさを表現するという。
小学1年から苫小牧白鳥FSCに所属し、練習を重ねてきた。岩本を8年間指導している髙木尚美コーチは「負けず嫌いで一生懸命。恐怖心からジャンプ前のスピードを落としてしまうのが課題」と話す。
岩本は「規模が大きい大会では緊張して足が震えてしまうが、今年はそこを克服したい」と、気持ちを新たに全国大会へ挑む。




















