東京商工リサーチ苫小牧支店は、2022年の同支店管内(東胆振5市町、千歳市、日高7町)の企業倒産状況をまとめた。倒産件数は前年比で5件増の13件となり、負債総額は同10億7800万円減の8億6300万円。負債総額は過去10年間の中で、15年の8億200万円に次いで2番目に少なかった。
地域別では苫小牧市が最多の6件で、次いで千歳市と新ひだか町が各2件、むかわ町と日高町、浦河町が各1件。業種別では燃料高騰の影響を大きく受けた運輸業が4件と、前年のゼロから一気に増えた。この他、小売業3件、飲食業2件、建設業、製造業、卸売業、1次産業が各1件となった。
原因別では、「販売不振」が前年比4件増の9件と全体の7割を占めた。この他、「放漫経営」と「偶発的原因」が各2件。
同支店の立花昭仁支店長は「倒産件数の増加はコロナ関連資金の効果が薄れつつあることも要因の一つ」と分析。今後の見通しについては「資源高や物価高が続けば、企業経営はかなり厳しい。売り上げはこれまでと同水準でも、同じ利益を確保できないという話を耳にする」と話す。
長引くコロナ禍、ロシアのウクライナ侵攻による影響や人手不足など懸念材料が散見されるとし、「新たな資金が調達できず、体力が消耗した企業の倒産が増えていくことも考えられる」とみている。
















