苫小牧工業高の電気科23人、第1種電気工事士に合格

苫小牧工業高の電気科23人、第1種電気工事士に合格
合格証書を手に喜ぶ2、3年生

 苫小牧工業高校(諸橋宏明校長)電気科の2、3年の生徒計23人が、国家資格の第1種電気工事士の試験に合格した。筆記と技能の両試験で、受験した生徒の約9割が受かった。例年以上の合格率に、担当教諭は「しっかり勉強してくれた」とたたえ、生徒たちは「安心した」「うれしい」と喜びに沸いている。

 ビルや工場、マンションなど大規模施設や高圧の受電設備の電気工事が可能な第1種電気工事士。一般住宅や小規模店舗だけを扱える第2種の上位資格で、合格者は実務経験3年を経て、道に申請すると免状が交付される。

 試験は、電気設備の整備に必要な基礎理論から法令、配線図に関することまで幅広い知識が求められる。技能は制限時間60分間で、設計図通りに配線工事を行う。電線などの部品を正確にカットし、パーツを適切につないで組み立てる。

 同校は昨年7月から受験希望者を募り、27人が手を挙げた。夏休み期間から講習を開始し、8月以降は平日放課後に1時間半ほど毎日実施。生徒は過去問題や予想問題を解き、知識を深めた。技能試験は、電線の長さやねじ留めといった細部まで早さと正確さが求められ、教員と共に何度も練習を重ねてきた。

 札幌市で行われた昨年10月の筆記試験は26人が合格。同12月の技能は、一昨年落ちた1人を含む27人が申し込み、欠席1人を除く26人中23人が合格証書を手にした。電気技術者試験センターによると、2022年度の合格率は筆記試験が58・2%、技能試験が62・7%。同校生徒の合格率は大幅に高く、指導した東健太郎教諭は「やる気がないと受からない試験。筆記は8割が受かれば頑張ったという印象だが、今年は96%と例年以上」と称賛した。

 2年の池尾琉海(るい)さん(17)は「当日電車の中で過去問を解いたとき、合格ラインの点数ぎりぎりで不安だったけれど、受かって安心した。今後、施工管理技士の2級試験にも挑戦する」と意欲を見せ、今春王子製紙に就職する3年の田中凌さん(18)は「問題を解いていくごとに自信が付いた。(就職先に)電気業務の部署もあるので生かせれば」とほほ笑んだ。

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