市の情報発信に地域FM活用 防災やイベントで即時性高める

市の情報発信に地域FM活用 防災やイベントで即時性高める
苫小牧市で開かれたイベントで公開ラジオ放送を行うFMとまこまいのメンバーら=昨年9月

 苫小牧市は、6月に開局を予定しているコミュニティーラジオ局「FMとまこまい」を活用し、行政や防災情報、市のイベントなどを発信していく方針だ。ラジオの特性を生かして市の情報をリアルタイムで伝えるようにする。市は「苫小牧のさまざまな最新情報を即時性のある地域のFMで提供し、まちの活性化につなげたい」としている。

 市の情報発信はこれまで、広報誌の「広報とまこまい」や公式ホームページ、フェイスブックやラインといったインターネット交流サイト(SNS)などを活用。気象警報など防災関係は主に、市内127カ所に設置する防災行政無線で行ってきた。しかし、そうした情報提供手段だけでは、「リアムタイムで市民に伝えるという観点では不十分」(市政策推進課)と考え、新たな発信方法としてコミュニティーFMに着目した。

 FMとまこまいは、「とまこまいコミュニティ放送」(二瓶竜紀代表)が運営に当たる。多種多様なラジオ番組を制作し放送する計画で、市民参加の番組作りセミナーを開催したり、テスト放送を重ねたりと開局準備を進めている。

 市は、まちに誕生するコミュニティーラジオを利用し、放送のCM時間に苫小牧の話題やイベント、行政、観光、防災、防犯など地域に密着したさまざまな情報を市民に届けるほか、月1~2回程度、番組を通じてより具体的な情報をリアルタイムで提供していく考え。市が2023年度に展開する、脱温暖化とごみ減量の全市的運動「ゼロカーボン×ゼロごみ大作戦!」など市民啓発事業にも生かしていきたいという。

 新たに情報発信の方法が加わることで市は、市民のまちへの関心が高まり、行政への理解も深まることも期待。地域FMの活用に向けて、23年度一般会計予算案に広報事業費223万円を計上した。担当する市政策推進課は「苫小牧に開局するコミュニティー放送を市としても応援していきたい。具体的な発信方法、内容についてはFM局と相談して決めていきたい」としている。

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