苫小牧市、10月から子育て支援アプリ導入へ

苫小牧市、10月から子育て支援アプリ導入へ

 苫小牧市は2023年度、育児に役立つ情報をスマートフォンなどで手軽に取得できる子育て支援アプリの導入を計画している。市内での親子向けイベントや子育て支援施設の情報を収集できるほか、子どもの成長記録、予防接種のスケジュール管理などにも使えるようにする。育児の孤立化防止や、母親らが必要としているサービスをスムーズに受けられる環境づくりを推進する。

 導入を想定する主な機能は(1)母子健康手帳機能(2)予防接種のスケジュール管理(3)情報配信―の3点。

 (1)は妊娠の経過や子どもの身長、体重をはじめとする発育状況に加え、「目が合うようになった」「寝返りをした」といった記録も残すことができるようにする。身長などのデータを記入すると、グラフが自動作成される機能も設ける予定だ。

 (2)については予防接種を受けた日を入力すると、定められた接種間隔に沿ったスケジュールを提案。一覧表などで接種状況を把握することができるシステムを取り入れ、接種忘れを防止する通知機能も付ける。

 (3)は妊娠の週数や子どもの月齢などに応じた予備知識のほか、子育て関連のイベントや支援施設に関する情報を配信。イベントや施設の検索機能も設ける。

 アプリはスマートフォンやタブレット、パソコンなどで使用できるようにする。家族らと情報共有可能な仕組みも構築し、複数の外国語にも対応する。

 市は妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を―と2016年4月、市健康支援課内に子育て世代包括支援センターを開設。同10月、3歳未満の子どもの保護者向けに子育て情報を電子メールで一斉配信する取り組みを始めた。21年度には無料通話アプリ「ライン」での情報提供もスタート。ラインの登録者数は昨年12月末で825人に上る。

 ただ従来の電子メールやラインは一方的な情報提供にとどまっており、市は「情報の検索」や「育児記録」も可能なアプリの導入を模索。アプリの運用や保守など一連の業務は、公募型プロポーザル方式で選んだ民間事業所に委託する。

 アプリの運用開始は10月1日を予定。市健康支援課の担当者は「使いやすいアプリにし、子育てしやすいまちづくりにつなげたい」と話す。

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