道は15日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、今春の道内小中学校などの卒業式について、児童生徒と教職員は「マスクを着用せずに出席することを基本」とする方針を決めた。政府が10日に決定したマスク着用に関する新たな考え方に基づく措置。鈴木直道知事は「道としては国の通知について学校、市町村、関係団体に速やかに周知を行った。引き続き卒業式の円滑な実施に向けて丁寧に対応を」と本部員に指示した。
政府は3月13日から屋内のマスク着用を緩和し、原則として着用を推奨することはせず、個人の判断に委ねる。学校は4月1日から「着用を求めないことを基本とする」とし、児童生徒に着脱を強いないことも求める。今年度中は原則着用とする現行指針を適用するが、卒業式は「着用せずに出席することを基本」とし、文部科学省が全国の教育委員会などに通知していた。
卒業式では、国歌・校歌斉唱や合唱ではマスク着用とする。保護者や来賓は着用とするが、着席を基本とし、座席間に触れ合わない程度の距離を確保した上で、人数制限は不要とした。
知事はマスク着用について「3月13日から個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることが基本となる」と説明。今後「さまざまなことが移行していくフェーズになる中、道民や事業者の理解と共感が重要になる」と強調し、新たな適用に向けて十分な周知を本部員に指示。道庁本庁舎内に関しても「マスク着用の対応について整理を進めるよう」求めた。
この他、対策会議では、新規感染者数、病床使用率とも減少傾向が続いていることを踏まえ、確保病床のフェーズを20日から、オホーツク圏を除き全道で最低位の「1」に引き下げることを決めた。今月末までを期間としていた無料検査事業は、3月末まで延長することも決定。4月以降の延長も国と協議を進めていく。
■卒業式におけるマスクの取り扱い
【基本的な考え方】
・児童生徒および教職員は、式典全体を通じてマスクを外すことを基本とする。
・来賓や保護者等はマスクを着用する。
【卒業式の内容】
・卒業証書授与は、児童生徒はマスクを外して差し支えない。授与する校長等においても同様。
・国歌、校歌等の斉唱や合唱、複数の児童生徒によるいわゆる「呼び掛け」を実施するときは、マスクの着用など一定の感染症対策を講じた上で実施する。
【その他の留意事項】
・参加者へのせきエチケットの推奨、手の消毒や手洗い等の手指衛生など、必要な感染症対策をお願いする。
・会場は着席を基本とし、座席間に触れ合わない程度の距離を確保した上で、感染対策上の来賓や保護者等の参加人数の制限はなし。
・発熱に限らず、咽頭痛やせきなど、普段と異なる症状がある場合については参加を控えるようお願いする。
・マスクの着脱を強いることのないよう留意する。また、児童生徒の間でもマスクの着用の有無による差別、偏見がないよう家庭での指導をお願いする。
















