16日の苫小牧市議会定例会で、岩倉博文市長が述べた市政方針の要旨は次の通り。
【基本政策】
市民によるまちづくりの推進▽健全な行財政運営の推進。
【政策における共通理念】
人が集まる魅力の創造▽ゼロカーボンシティへの挑戦▽産業都市としてのさらなる飛躍。
【予算編成】
政策予算の一般財源は46億8000万円、早期発注事業は4億円を計上した。
【主要施策】
共に支え合い健やかに暮らすまち
国民健康保険におけるがん検診無料事業を拡充し、新たに子宮頸がん・乳がん検診を追加して受診率向上を図る。第3次健康増進計画を策定し、こころの健康づくりを進め、健康寿命の延伸に努める。市立病院で院内Wi―Fi利用エリアの拡大、ICT(情報通信技術)化の推進。成年後見制度における受任体制の整備拡充を図る。介護人材の就業支援や介護ロボット・ICTの活用、外国人介護人材の受け入れなど多角的に進める。いけまぜ夏フェスへの協力を通じて、障害の有無にかかわらず互いに支え合い、誰もが暮らしやすい地域社会の実現を目指す。子育て世代包括支援センターを核に伴走型相談支援の充実を図り、出産前後に要する費用の経済的支援を実施。ヤングケアラー支援に向け、条例制定の検討を進める。
明日を拓(ひら)く力みなぎる産業のまち
第2次市中小企業振興計画に基づき、市内中小・小規模事業者の支援に努める。再生可能エネルギーの導入や水素の利活用、CCUS(CO2を回収、貯留、有効利用する技術)などの取り組みを地元企業と進め、ゼロカーボンシティを実現。観光モデルコースを造成し、観光誘客を促進する。公共事業で週休2日制工事の本格導入に向けた検討。新千歳空港の利用促進、航空需要の回復に努める。道が予定する北海道らしいIR(カジノを含む統合型リゾート施設)のコンセプト策定に協力し、誘致にチャレンジ。苫小牧港カーボンニュートラルポート形成計画を推進し、荷主や船会社から選ばれるよう港湾競争力の強化。苫東で情報関連産業やゼロカーボン関連産業など新たなプロジェクト誘致に取り組む。
学ぶ喜びがあふれる文化の薫るまち
北洋大学に市職員の配置を継続、大学側と連携・協力し、定員充足に向けた学生確保の支援を継続。新総合体育館整備計画を策定し、老朽化したスポーツ施設の整備を計画的に進める。市内スポーツ少年団の情報を発信し、子どもたちのスポーツ活動への参加を促す。7月の全国高校総合体育大会(ソフトテニス・テニス)、24年1月の第78回国民スポーツ大会冬季大会で選手が安心できる大会運営。市民に親しまれ、文化の向上に資する施設を目指し、苫小牧市民文化ホールの建設工事を進める。生活相談や日本語学習など在住外国人に対する支援の拡充を図る。姉妹都市締結50周年を迎える八王子との記念事業や八戸市と連携を継続し、交流都市相互の発展につなげる。
自然と環境のやさしいまち
本庁舎駐車場にソーラーカーポートを設置する実証実験などを通じて、市が率先してゼロカーボンの取り組みを進める。ネット・ゼロ・エネルギー(ZEH)住宅へ補助を開始。ゼロカーボンの目的や取り組み方法などを幅広く発信する。生物多様性地域戦略の策定に着手する。樽前ガローは保全を優先しつつ、有効に活用する方針の下、在り方の検討を進める。市街地への出没、被害が増加しているエゾシカへの対策を強化。高丘霊葬場の火葬炉の増炉に向けた実施設計を進める。高齢者世帯を対象とした戸別収集の拡大を検討。JFEリサイクルプラザ苫小牧で25年度の指定管理者制度導入に向けた検討。
安全・安心で快適に暮らすまち
旧サンプラザビルの対応を含め、駅前の再整備に向け具体的な取り組みを進める。市営住宅の建て替えによる管理戸数の適正化、既存住宅の改修による長寿命化を継続。第2期市空き家等対策計画を策定し、空き家の利活用や適正管理を推進する。市水道事業・下水道事業経営戦略に基づいた健全経営、重要給水ルートの耐震化、浸水対策を行う。老朽化が進む道路の改修や橋梁(きょうりょう)の長寿命化対策を計画的かつ効率的に進める。市内路線バスの再編案の策定を進め、持続可能な公共交通ネットワークの構築を推進する。東胆振1市4町の消防指令業務共同運用の整備に着手。防災まちづくり基本構想を策定し、地域防災力の強化を図る。
















