白老町教育委員会は16日、町コミュニティセンターで、高齢者を対象とした初心者向けスマートフォン(スマホ)教室を開いた。白老町出身で映像制作会社に勤める中谷公祐さん(31)が、参加した町民21人にインターネットの無料通信アプリ「LINE(ライン)」のカメラ機能の使い方から写真を送信するまでを指導した。
2022年度公民館講座事業の一環。ICT(情報通信技術)やスマホなどの通信機器の急速な進化に対応することで、コミュニケーション力をさらに高めてもらおうと町教委生涯学習課が企画した。
中谷さんは、友人と文章や画像を送り合って互いの近況を報告できるメリットなどから紹介。高齢者らは自分のスマートフォンとにらめっこしながら指導に耳を傾け、写真の撮影や送信の手順などを学んでいた。
中谷さんと交流の深い町栄町の自営業、河崎光典さん(80)は「お客さんや孫に山菜、キノコの写真を送りたいと思っていた。スマホは人生を豊かにする道具。これからの暮らしが楽しみになりました」と話していた。

















