道など主催の2022年度高校生建築デザインコンクールで、苫小牧工業高校建築科の生徒6人が好成績を収めた。中でも3年の黒澤友海さん(18)、島香奈美さん(18)ペアが「夏の大三角」をモチーフに設計した創造性豊かな作品は、最優秀作品賞に次ぐ優秀作品賞に選ばれた。
27回目となる今年は、稚内市の宗谷ふれあい公園内に建設する「パークゴルフ場の休憩所」がテーマ。木造平屋建て1棟(延べ床面積125平方メートル以上175平方メートル以下)で、高齢者や車いすの利用者に配慮することを設計条件とした。
黒澤さんと島さんの作品名は「Microcosm(マイクロコスモ)in souya」。稚内についてインターネットで調べる中で、星がきれいなことを知った2人は「夏の大三角」のベガ、アルタイル、デネブをモチーフに屋根を細長い三角形にしたほか、柱も逆三角形に。夜は床に埋め込んだLED(発光ダイオード)ライトが三つ星のように光る工夫をした。
休憩所へのアクセスをよくするため出入口を計4カ所設置。開放的な景色を楽しめるようガラス張りにした。
2人は、織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)が「1年に1度会うことができる」七夕伝説に思いをはせ、「また来年も来よう」と約束できる場所になれば―と心を込めて作業。「コンセプトを決めるまでが一番大変で、2カ月ほど費やした。締め切りぎりぎりまでかかった」と振り返る。
「建築科の先生たち皆に関わってもらい作り上げたので、賞を取れて安心した」と満足顔の黒澤さん。島さんも「コンクールに出すのは初めてでいい人生経験になった」と喜ぶ。
このほか、同校からは佳作に3年の南沢昂太さん(18)、森谷輯さん(17)ペアの「道」、特別賞に定時制4年の高橋鉄三さん(69)、3年の対馬直樹さん(18)ペアの「くつろぎのラウンジ」が選ばれた。「賞に選ばれると思っていなくてうれしい」と南沢さん。森谷さんも「将来は建築士になりたい」と目を輝かせた。
17日、同校で表彰式が行われ、胆振総合振興局の担当者からそれぞれに賞状が手渡された。
同コンクールは建築技術者となる若年層の育成と技術力向上が狙い。今年度は全道7校から76作品、うち同校からは10作品の応募があった。
















