自然豊かな北海道は山海の幸の宝庫。サケ・カニ料理、ジンギスカン、ザンギ、スープカレー、ラーメンなど、ソウルフード(郷土食)は多数あり、今月15日には「北海道のソウルフードを食べる日」が一般社団法人日本記念日協会によって認定登録された。
その日は3月1日。あさって初めて迎える。今後、認知度が高まれば、郷土食が各自治体の学校給食で提供されたり、飲食店が特別サービスを用意したりする日になるかもしれない。北海道は広いので、遠い町の郷土食を味わえる、作り方を学べる、家庭でも食べられるように商品化された物を買える―そんな催事が各地で開かれる可能性もある。
何しろラーメン一つ取っても、みそ味スープは札幌市、しょうゆ味は旭川市、塩味は函館市とブランド化されている。目玉具材も、ホッキは苫小牧市、ホルモンは旭川市、エビ天は積丹半島、シシャモはむかわ町と多様。新たな記念日が生む商機の可能性は大きいからだ。
3月1日になった理由は、同協会に認定申請をした道内の食品会社が、自社の設立日を当てたから。この日を調べれば同社の名前を知ることになるが、自社の宣伝だけでなく食品・サービス業界を活性化させるアイデアには感服した。(林)









