道議選苫小牧市区 構図固まらず 共産、候補擁立が難航

 道議選の31日の告示まで1カ月を切る中、苫小牧市区(定数3)は選挙戦の構図がいまだ固まらずにいる。現在議席を持つ自民、立憲民主、公明の3党が昨年のうちに候補予定者各1人を決定したが、共産党は擁立作業が難航。同選挙区としては初めて無投票になる可能性もある。

 出馬を正式に表明しているのは、五十音順に自民新人の板谷良久氏(55)、立憲民主現職の沖田清志氏(59)、公明新人の中村守氏(55)で、全員が党公認。自民は現職6期の遠藤連氏(69)、公明は同3期の安藤邦夫氏(70)がいずれも昨年9月に引退を表明し、後継者としてバトンを託した。立憲3期目の沖田氏は同10月、4選を目指して出馬すると発表。3氏はそれぞれの支持層を基盤に、積極的に支援の輪を広げている。

 一方、2015、19年の2回、新人候補が敗れている共産党苫小牧地区委員会は、両年に立候補した松橋千春氏(39)が交通事故の影響で挑戦は難しく、複数の党員に出馬を打診している。西敏彦委員長は「無風にはしたくない。ぎりぎりまで擁立作業を続ける」と強調する。

 市選挙管理委員会によると、苫小牧市選挙区ができた1951年以降、無投票は一度もない。51、55、59、63年は定数1を2人で争う選挙戦が続き、67年に人口増に伴って定数が2に拡大されると、常に3~5人で争う激戦の構図となった。91年に定数3に増えて以降、4~6人の選挙戦が続き、近年は自民、民主系、公明が安定した得票で勝ち抜いている。

 ただ、昨年6月の市長選も無投票が濃厚とみられながら、直前に無所属新人が出馬を決意して選挙戦になだれ込んだ。2月27日に開かれた立候補予定者説明会(同区)では氏名非公表の1人が出席し、出馬に関して「全ての可能性がある」と道議選、市議選の資料を持ち帰った。18日に立候補届け出事前審査が行われるが、告示直前まで水面下の動きは続きそうだ。

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