苫小牧市役所で自殺対策強化月間パネル展、7日まで

苫小牧市役所で自殺対策強化月間パネル展、7日まで
自殺予防を訴える市役所の展示

 厚生労働省が提唱する自殺対策強化月間(3月)に合わせ、苫小牧市は市役所ロビーで自殺予防を呼び掛けるパネル展を行っている。市内における自殺者の状況や相談機関を紹介するほか、心の健康や相談先に関する持ち帰り用の資料を並べている。7日まで。

 同省の発表に基づく市の集計によると、市内の自殺者数は2018年44人、19年24人、20年32人、21年27人と推移。22年は暫定値で26人(男性21人、女性5人)となり、20歳未満の人もいた。近年の傾向として、20~50代の男性が特に目立っている。原因が不明なケースも多い一方、健康問題や職場でのパワーハラスメントなどの勤務問題に悩んだ末、自ら命を絶つケースも少なくなかった。

 パネル展では、これらの状況をグラフを使って説明したほか、心の健康や仕事、経済的な問題、依存症などに関する相談機関や窓口の電話番号も掲示している。簡単な設問に答えるだけで、気が付かないうちに受けているストレスを視覚化し、確認することができるインターネットサービス「こころの体温計」の使い方なども紹介している。

 また、自殺予防に関する市の取り組みや、ストレスケアの方法などを伝える持ち帰り用のパンフレットを並べている。最終日の7日午前10~11時には市健康支援課の職員が常駐し、タブレット端末で来庁者に「こころの体温計」を体験してもらうイベントも計画している。

 3月は月別の自殺者数が最も多いことから、自殺対策基本法で自殺対策強化月間と定められている。同課の担当者は「取り組みを通じ、一人でも多くの市民に自分の周りにも悩んでいる人がいるかもしれないという意識を持ってもらえれば」と語った。

 心の健康に関する相談はこころの健康相談統一ダイヤル 電話0570(064)556、市健康支援課 電話0144(32)6410。

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