苫小牧市出身で旭川医科大学3年の松沢遥愛(はるあ)さん(20)が、「第24回ショパン国際ピアノコンクールinアジア」のアジア大会ショパニスト部門Aで銀賞を受賞した。学業の合間に練習を重ね、5年ぶり6度目の挑戦で初めてアジア大会に進出。「満足いく演奏ができた」と喜ぶ。
松沢さんが出場したショパニストA部門は、ピアノを専攻する学生を除くショパン愛好家の出場枠。2007年4月1日以前に生まれた人が対象となる。
昨年11月に岩見沢市で行われた地区大会で金賞、今年1月3日に神奈川県で実施された全国大会で銀賞を獲得し、同月9日アジア大会に臨んだ。
松沢さんはショパンの中でも好きな曲という「スケルツォ第2番Op.31」を披露。明るく華麗な曲だといい、「自分の音をしっかり聞きながら弾くことを心掛けた」と振り返る。
同コンクールには高校1年までに計5回挑戦したが、アジア大会進出は初めて。コンクールへの出場自体が、高校2年の時に日本バッハコンクール全国大会で金賞を取って以来4年ぶりとなった。
受験勉強や学業に忙しく、ずっと出られなかったと松沢さん。今どのぐらい通用するのかも分からず、地区大会から「ものすごく緊張した」といい、「全国大会では音のミスを2回もし、アジア大会出場は諦めていた。銀賞という結果を残せてうれしい」と話す。
現在1人暮らししている旭川のアパートには電子ピアノしかなく、楽器店や市民ホールでグランドピアノを借りて練習。夏休みなど長期休暇中は木場町の実家で過ごし、小学5年生の時から通う沼ノ端中央の松原寄美子さんのピアノ教室でレッスンを受けた。
今後は、医学生として医療機関での実習や国家試験が控えており、「コンクールに出られるほどしっかり練習できなさそうでしばらく勉強に力を注ぐが、いずれまた大きな舞台で演奏したい。ショパンのソナタやバッハのパルティータ集も弾きたい」と目を輝かせた。
コンクールはショパンの音楽を通じて国際レベルの優れた演奏家を発掘、育成することが狙い。アジア大会には海外からの出場者もおり、世界で活躍する入賞者を多数輩出している。
















