苫小牧市は9日、市議会安全・安心および市民ホールに関する特別委員会(牧田俊之委員長)で、2026年3月に開設する苫小牧市民文化ホールの基本設計案の概要を示した。ホール周辺の配置図や建物の平面図を公開。緑地を生かしながら、市民が集う場となる文化芸術交流拠点づくりを進める。
市民ホール建設準備室によると、同ホールは市民会館と文化会館、労働福祉センター、交通安全センターの機能を統合した複合施設。市旭町の旧苫小牧東小学校跡地に建設する。PFI(民間資金活用による社会資本整備)を活用し、特別目的会社「氷都とまこまいパートナーズ」(苫小牧市)が設計や建設、管理運営を一体的に担う。
配置図では、旧苫小牧東小の中庭にあったビオトープ(生物の生息空間)跡を生かし、湧水による水路を造る。同校跡地と苫小牧市民会館をつなぐ市道は廃道とし、既存の樹木を極力残したゲートパークを整備する。同館は26年4月から解体工事が行われ、跡地を市民の憩いの場やステージイベントなど行うシアターパークとした。
平面図やイメージ図によると、同ホール1階南東の風除室から建物内に入ると、吹き抜けを設けた明るい空間のエントランスホールが広がる。1200席のホールAや400席のホールBのほか、2階にテーブルセットを配置した交流の場コラボスペース、3階に津波発生後の一時避難場所にも使用する屋上デッキスクエアと展望デッキスクエアなどを配置した。
23年度は4月から実施設計を始め、5月に地元企業向け説明会を開き、10月に同ホールの工事を開始する予定。同室の担当者は「4施設の機能を統合し、新たな利用ニーズの創出と市民のサードプレイス(第三の居場所)を実現したい」としている。



















