今月末で閉校する苫小牧啓北中学校山なみ分校(宮嶋隆行校長)は10日、同校体育館で最後の卒業式を行った。3年生3人が在校生や保護者、教員らに見守られながら、学びやを巣立った。
宮嶋校長は式辞で「諦めずに挑戦を続けるうちにできるようになることがたくさんある」と強調。「家族や友達などへの感謝を忘れず、次のステージでも自身の可能性を伸ばしてほしい」と述べ、卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡した。
在校生3人は卒業生との思い出を発表。閉校後、別の学校への転入が決まっていることに触れ、「新しい学校でも勇気を持ち、心を強くできるよう頑張りたい。何事にも真剣に取り組み、心優しい先輩たちのようになりたい」と述べた。
卒業生代表の加藤優奈さん(15)は「高校では勉強を頑張り、自信を付けていきたい。最後の卒業生として努力を続けること、協力すること、周りに感謝することを忘れないようにしたい」と語った。
同校は1966年、養護学校「山なみ学園」として松風町に誕生し、市内の障害児を受け入れてきた。72年に啓北中の分校となり93年、現在の有珠の沢町の校舎に移転。2021年4月、道立の支援学校が明徳町に設立されたため市教育委員会は役割を終えたと判断し、今年度末での閉校を決めた。
同校の校舎には、来年度からは不登校児童生徒が通う適応指導教室「山なみ学級」が開設される。
















