苫小牧総合経済高校国際経済科3年の物江結生さん(18)と情報処理科3年の石塚仁絵さん(18)が、全国商業高等学校協会(全商協会)主催の商業経済検定で全5種目に合格し、同協会から表彰を受けた。全種目制覇は開校以来初めて。2人は「やり切った」と達成感に満ちた表情を見せている。
商業経済検定は「ビジネス基礎」「マーケティング」「経済活動と法」「ビジネス経済A」「ビジネス経済B」の全5種目。商業の基礎から法律、マクロ・ミクロ経済理論、経済事象まで幅広く問われる。
2人は1年時からこつこつと勉強に励み、3年間で5種目を制覇した。物江さんは1年生でマーケティング、2年生でビジネス経済Aに合格し、3年生で残る三つに挑戦。今年1~2月は簿記や情報処理検定など他の検定試験もあり、商業経済検定の勉強に費やせる時間は数日しかなく「自分との戦いで、繰り返し過去問題を解いた。(5種目制覇は)うれしい」と満面の笑みだ。
石塚さんは1年生でマーケティングと経済活動と法の2科目、2年生でビジネス経済A・B、3年生でビジネス基礎に合格。ビジネス経済Bは「産業構造や世界情勢を理解していないと解けない問題が多く用語集で勉強したり、ニュースを見たりして情報を得た」と振り返る。1年生の時から全科目合格を目指し、勉学に励んだといい、「安堵(あんど)と喜びでいっぱい」と言う。
4月以降、物江さんは銀行、石塚さんは農協の事務職として働く予定。2人は「経済の仕組み、産業構造を学べただけでなく、ビジネスマナーも勉強でき、社会人になってからも役立つと思う」と口をそろえた。
3年の学年主任で、商業科の宮本磨巳子教諭は「全5種目のうち、ビジネス基礎を除く2科目に合格できれば商業経済検定1級と認められる中、2人は最後まで5種目制覇にこだわって努力した。2月の家庭学習期間も独学を続け、目標を達成したのはとても立派」と褒めたたえた。
今年度、道内で全5種目制覇を果たしたのは14人。
















