ガールスカウト道第20団の小淵さんB―Pアワード報告

ガールスカウト道第20団の小淵さんB―Pアワード報告
オンラインで小淵さんの報告に耳を傾ける団員ら

 苫小牧市高丘の樽前山神社を拠点に活動するガールスカウト北海道第20団(永井茂子団委員長)は、市民活動センターで「B―Pアワード」の受賞報告会を開いた。ガールスカウト日本連盟が全国の優れた活動者に贈る賞。昨年、同賞に輝いた同団の小淵美海さん(19)=釧路市=が、受賞対象となった汚染された海洋環境を改善するために実行したヘアドネーションプロジェクトを紹介し、後輩の団員たちに「みんなもいろいろなことに挑戦してほしい」と呼び掛けた。

 受賞報告会は仲間の功績をたたえ、共に学ぶ機会に―と12日に開催。小学生から高校生までの団員や保護者ら24人が出席した。小淵さんはインターネット回線を使ったオンラインでの参加となった。

 小淵さんは登別明日中等教育学校に在学中、2020年8月にインド洋のモーリシャス沖合で座礁した日本の貨物船から大量の重油が海に流出した事故をきっかけに、オイルフェンスに活用するための髪の毛を集めるヘアドネーションプロジェクトを立ち上げたと説明。「登別市や室蘭市の美容室16店舗から協力を得て、2キロ分の髪の毛を集めた」と述べた。

 活動を通じ、「世界規模の問題でも自分事として捉えられるようになり、プロジェクトを実現する難しさも知った。それを乗り越えたことで自信を得ることができた」と強調した。

 オイルフェンスを毛髪で作る米国の団体がコロナ禍で毛髪の受け入れを中止し、小淵さんは集めた髪の毛を送れずにいたが、最近ようやく寄贈のめどがついたことも報告。同様の活動に取り組む東京の団体に4月、独自に集めた毛髪を直接届ける計画を立てていることも紹介した。

 小学1年生の時、ガールスカウトに入団したという小淵さんは報告会の最後に「自分と同じようにみんなも活動が好きだから続けていると思う。苦手なこともあると思うけど、挑戦し続けてほしい」と呼び掛けた。

 報告会に参加した佐藤花音さん(苫小牧大成小4年)は「SDGs(持続可能な開発目標)のことを勉強している。(小淵さんの)話を聞いて、自分の事として考えることの大切さを知った」と話していた。

 B―Pアワードはガールスカウト活動で学んだことを生かし、地域に根差した社会貢献活動に取り組む高校生に同連盟から贈られる最高峰の賞。受賞者はレポート審査などで選考される。授賞式は昨年10月、国際ガールズデー(10月11日)にちなんだ東京都内での記念イベント・ガールズメッセで行われた。

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