今年1~3月期道内景況は2期連続マイナス水準 大企業はプラス維持

今年1~3月期道内景況は2期連続マイナス水準 大企業はプラス維持

 北海道財務局は、2023年1~3月期の法人企業景気予測調査結果を発表した。道内企業の景況判断指数BSI(「上昇した」と回答した企業の割合から「下降した」とみる企業の割合を引いた数値)はマイナス13・7となり、前期(22年10~12月期)に比べ5・7ポイント悪化。2期連続でマイナス水準となった。

 製造業は前期から9・6ポイント下降してマイナス25・0。非製造業も4・6ポイント悪化してマイナス10・5。いずれも2期連続でマイナス水準となった。

 製造業の業種別では、電気料金などのコスト上昇を転嫁し切れていない「食料品」が前期のプラスマイナス0からマイナス39・1に悪化。「金属製品」も50ポイント下降したマイナス25・0となり、プラス水準からマイナスに転じた。前期はプラスマイナス0だった「パルプ・紙・紙加工品」もマイナス50・0と大幅に悪化。一方、「情報通信機械器具」は25・0となり、前期のマイナス50・0から大幅に上昇してプラスに転じた。

 非製造業の業種別では、新型コロナウイルス感染症の影響が薄れている「宿泊業・飲食サービス業」は7・7となり、前期(マイナス25・0)のマイナス水準からプラスに転じた。一方、コストの上昇分を転嫁できていない「運輸業・郵便業」はマイナス27・6となり、前期の6・7からマイナス水準に転じた。

 財務局では「幅広い業種で人手不足によるマイナスの影響の声が聞かれる。特に建設業、宿泊業・飲食サービス業などでは、受注や売り上げ予約を抑制せざるを得ないとの声が聞かれている」と指摘している。

 企業の規模別では、大企業(資本金10億円以上)が前期と同じ2・7となり、4期連続でプラス水準を維持。中堅企業(同1億円以上10億円未満)は0・7ポイント下降してマイナス11・8となり、2期連続でマイナス水準に。中小企業は10・2ポイント下降してマイナス20・1となり、3期連続でマイナス水準となった。

 全産業の先行きについては、4~6月期は3・6、7~9月期は7・7とプラス水準に転じる見通しだ。

 調査は2月15日を調査時点に、道内企業488社を対象に実施。416社から回答を得た(回答率85・2%)。

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